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横浜南共済病院OT室(理佐子の部屋)
3.遂に完成! ドラたまスプリント2デラックス
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装具屋さんからチューニングを受けて
  出来上がったばかりの、
    デラックスバージョンです!
早速、装着してみました。
01 02
術前は奥行きがつかめず、
物を自分の方へ寄せる時に困っていました。
中指って本当に大事なものですね。
知らず、知らず奥行きを
測る役割をしていたんですね。
猫のひげやゴキブリの触覚のように
色々な感知機能として
使っていることがわかりました。
デラックススプリントをつけたおかげで
   中指が伸び、CDも手を一杯伸ばした時にも
     自分の方に寄せる事が
        できるようになりました。
03 04
術前の状態です。 私が、一番扱うのが弱いコインです。
取ろうと思っても、
中指が伸びてくれませんので取れません。
きっと人さし指で自分の方へ引き寄せる人は、
あまりいないと思います。
05 06
スプリントの機能で中指が伸展し、
  コインを引き寄せる事が出来ました。
引き寄せたら、今度はつかむ事です。
  これは、大変むずかしい動作です。
    中指、人さし指、親指が
      同時に同じ力が入らないとつかめません。
07 08
デラックススプリント装着により、やっとつかめました。手術前には考えられなかった事です。 この写真のように、手の平が伸びやすく、なってきました。 手の平は基本的には伸ばす動作により、屈曲の動作のほうが有利です。
オペをしてみてわかった事ですが、手の平を全体的に伸ばすと言う動作は、 かなりいろいろな筋肉のバランスで成立していた微妙な動きだったんですね。

  神経は回復しましたが、筋力は落ちてしまいました。その事により、かつての手の動きの学習能力 が失われ、今回のようなプロセスになったと思われます。したがって前出の最後の画像のように小指方面に 手が下がっているのも、筋肉のバランスがとりきれていない事の表れでしょう。 今後は均等な筋肉バランスを取り戻す、リハビリの継続と、 スプリント(装具)の装着による学習能力の向上をめざし鍛えていく事が課題だと思います。

OT室にて中西理佐子さん撮影    2006年2月3日

1.術前から術後までの経過
2.術後の指先
4.効果と評価
5.簡易上肢機能検査

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